若山牧水(1885〜1928)

明治18年宮崎県坪谷村(現、東郷町)生まれ。父は医師。坪谷の小学校を卒業後、延岡の中学校に進学。中学時代から短歌に熱中し、明治37年早稲田大学に入学。同じ九州出身の北原白秋と友人となり、一時は下宿も共にする。大学卒業後に第一歌集「海の声」を出版、大正元年結婚。この年、故郷の父病気重態の報に接して帰郷し、10ヶ月あまり暮らす。その間の作品は、第六歌集「みなかみ」に収められている。再び上京した後は妻子を抱え、疲労した生活だったが、大正7年頃からは、旅行にも良くでかけ、多くの短歌と紀行文を発表した。大正9年、年来の希望であった田園生活に入るため、東京を去って沼津に移り住み、自然を愛し、自然と共に生きて、昭和3年9月17日没した。